maisonsolaireのブログ

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日本の緊急時での薬事承認の不可思議

 レムデシビルの米欧承認に伴い国は審査短縮の特例承認を適応してコロナ治療薬を承認し、既に抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得しているアビガンの承認はその後になるとの報道です。

 専門家会議はPCR検査の批判に対し、国立感染症研究所が日本の感染者562人のゲノム配列を解析して1月初旬の武漢由来のコロナ株が消失しているとし、第一波は制圧したとします。

 日本がコロナを指定感染症に定めた1月28日から3日後の1月31日にイタリアはコロナ緊急時態宣言を発令するまで切迫しており、1月の日本は世界からコロナが持ち込まれる状況にあり、第一波を武漢コロナだけとすることは不自然ですし、ゲノム配列で武漢由来の痕跡がなくなることも不思議で、専門家会議を擁護しているように見えます。

 日本はコロナの死者412人(4月28日)と少ないのに緊急時態を延長する方向にあり、1日の死者数が500人を割ったイタリアが非常事態の5月4日緩和を模索する姿勢とは対照に無策に等しく、身体と家庭等による外出条件を規定して自己責任の下で制限を緩和する方が良策です。

 民主的でない決定により不要に自宅待機を強いられている健康な若者は、コロナ恐怖症の年長者の漫然としたコロナ対策に辟易し、多くが従わなくなるでしょう。

 緊急事態にあって教育制度改革の取り沙汰や利権争いは拙速で今は必要なく、インフルエンザで承認済のアビガンを発熱者に6日以内の服用を承認し、健康な若者から社会距離を保っての制限緩和を試行するべきです。